─ 家全体は4LDKの間取りで、2階に3つの部屋がありますね。
なかでも12帖の主寝室はかなり広い空間ですね。
瀬田:
越後:
瀬田:
越後:
この部屋はご夫婦の寝室を想定しているんですが、奥さんが心地よく使える部屋になるようにモノを選び、設計しているんです。
窓などの開口部を少なくしたのもそのため。住んでから後々、家具を置きやすく、移動しやすくするように、できるだけ窓を少なくしました。造作カウンターの上部も後で棚を取り付けられるよう窓は設けていません。寝室で明るさはあまり求められないですからね。
この造作カウンターはご主人の書斎にしてもいいし、奥さんが一人になって本を読んだり、パソコンをやったり、お化粧をしたりするデスクにしてもいい。奥さんのためのスペースって、これまであまりなかったですよね。ご夫婦がそれぞれ一人の時間を過ごせる場所を寝室につくりたかったんですね。
ウォークインクローゼットに扉を付けていないのも、寝室として使われることを想定してのこと。他人に見せる場所じゃないから、扉を付けないで収納スペースを増やすことを考えました。出入りするのも、掃除するのもラクだし。服選びもしやすいしね。
─ 寝室もひと続きの空間になっているんですね。
瀬田:
私は常々、全部のクローゼットに扉はいらないと思っているんです。そのほうがいろいろとラクだし、モノを置けるスペースが多く確保できるから。その思いが、このモデルハウスで少し実現できたかな。
主寝室にある造作カウンターは、ご夫婦がそれぞれ一人の時間を楽しめる空間。たとえば、お母さんはここでお化粧をしたり、雑誌を読んだり。ゆったりとくつろげるスペースになっています。